こんにちは。管理栄養士のシライです。先日『夜明けのすべて』という映画を観ました。月経前症候群(PMS)とパニック障害の二人が支え合っていくという映画でした。この映画の主人公のように月経前症候群(PMS)に悩む人は結構いると思います。今回は月経前症候群(PMS)について書いていきます。
月経前症候群(PMS)とは?
読み方は「げっけいまえしょうこうぐん」です。
生理前、3~10日の間に続く精神的あるいは身体的症状で生理開始とともに軽快ないし消失するものをいいます。
症状は精神神経症状として情緒不安定、抑うつ、不安、眠気、食欲不振・過食、めまい。身体的症状として腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張り、などがあります。
みなさんも思い当たることが多々あるのではないでしょうか。
原因は?悪化しないためには日頃の生活も大事
実は原因は、はっきりとわかっていません。一説によると、排卵後に分泌されるホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」の急激な変動が関わっていると考えられます。
また、急な環境変化や多忙などのストレスが溜まっている、几帳面な性格、タバコ・飲酒・過度のカフェイン摂取など刺激のあるものの習慣があるといったことも月経前症候群(PMS)の症状が重くなる原因とも考えられています。
対処法は?
症状に応じて鎮痛剤、排卵抑制薬、漢方を使用します。
薬に頼らない対処法としては、
・気分転換やリラックスする
・散歩やストレッチ(血行を良くするため)
・牛乳やナッツ類、納豆、豆腐などを食べる(イライラを抑えるカルシウムやマグネシウムが含まれているため)
・甘いものを大量に食べない(血糖値が急上昇すると感情も不安定になりやすくなるため)
といったことでしょうか。
月経前症候群(PMS)には様々な症状があり、なかには心の症状が特に悪化して日常生活に支障をきたすような月経前不快気分障害(PMDD)というものもあります。
映画の主人公は、まさしく月経前不快気分障害(PMDD)で、人格が変わってしまい周りの人に迷惑をかけてしまう場面もありました。
日本では月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)の認知度が、まだまだ低いです。お恥ずかしながら私も、この映画で「月経前不快気分障害(PMDD)って、こんなになってしまうんだ」と知ったほど。
該当する人は一人で悩まず、婦人科の受診をおすすめします。
なお、高橋ウイメンズクリニックは不妊治療専門クリニックなので月経前症候群(PMS)の治療は対応しておりません。ご了承ください。
映画『夜明けのすべて』は闘病ものって感じではなく、ゆる~りと時間が流れる優しい気持ちになれる映画でした♪よかったら観てみてくださいね(#^.^#)
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