こんにちは。管理栄養士のシライです。夏に向けてよく聞かれるのは「アイスクリームがやめられない!」という声。なぜアイスクリームは悪者扱いになってしまうのか?そして、どうしてやめられないのか?を挙げてみました。
アイスクリームは、体重増加の原因となる乳脂肪、糖質量が多く含まれるので悪者扱いに思われてしまうのです。
特に糖質量に注目してみましょう(1回の間食の目安摂取糖質量は10gです)。
市販のアイスクリーム1個当たりのエネルギー量、糖質量を挙げてみました。
- ハーゲンダッツバニラ
容量110ml エネルギー244kcal 糖質19.9g
- スーパーカップバニラ
容量200ml エネルギー380kcal 糖質36.3g
- ガリガリ君ソーダ
容量110ml エネルギー69kcal 糖質18.1g
容量140ml エネルギー158ml 糖質22.2g
アイスクリームは固形物ではないので、すぐに体内に消化され、瞬間的に血糖値が上がります。瞬時に血糖値が上がるとインスリンが急いで分泌され、正常以下の血糖値まで下がってしまうことがあり、それによって逆に低血糖に陥り、また何か食べたくなる…と悪循環になってしまいます。
では、どうしたらいいか考えてみましょう。
どういう時に食べたくなるのでしょうか?それに対してどういう対策があるのでしょうか?
例えば
- 午後、暑くて、なんとなく食べてしまうアナタは…
→買い置きをしない
手の届く所にあるから食べてしまうのです。
食べたい時は、お店にわざわざ買いに行くつもりでいましょう。
実際、私もどうしても食べたいと思ったらコンビニに買いに行ってます。夏の期間、1~2週間に1回の頻度です。
- 風呂あがりに食べたくなるアナタは…
→これも買い置きをしない
習慣になっている傾向があります。
風呂あがりは水や麦茶を飲むようにしましょう。
水や麦茶を飲む習慣をつけてしまえばアイスクリームを絶つことができると思います。
- 自分へのご褒美で食べてしまうアナタは…
→低糖質のアイスクリームを利用する
市販で1個当たりの糖質量が10g以下のものがあります。シャトレーゼ「やさしい糖質生活」シリーズや「グリコ80kcalアイス」シリーズが当てはまります。
→ ご褒美なら値段の高いものにする
上質なものは素材が良いものを使っているので体に良いし、価格が高いので頻繁には食べなくなるでしょう。
アイスクリームは嗜好品です。食べないに越したことはないのです。
とはいえ暑い日は食べたくなってしまいますよね。習慣化しないよう原因と対策を自分自身でしっかり考えて、アイスクリームをおいしくいただきましょう。
【参考文献】
ハーゲンダッツ、明治エッセル、赤城乳業、ロッテ 各ホームページ
森拓郎「ダイエットは運動1割、食事9割」株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン(2014)
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詳細はクリニックのホームページをご覧ください。
http://www.takahashi-w-clinic.jp
こちらで活動しています
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