こんにちは。管理栄養士のシライです。先日、足立香代子先生のセミナーに行ってまいりました。足立先生は(社団)臨床栄養実践協会の理事長で、管理栄養士のカリスマと言われている方です。
今回は、Care show Japn 2018でのセミナーで、タイトルは
『「油はすごい」良い油・悪い油に惑わされない新常識』
でした。
油について再確認したかったので、傍聴することにしました。
やはり、油は
・カラダを動かすエネルギー源になる
・神経組織・細胞膜・ホルモンを作る材料になる
・体温を保つ
・血液成分になる
と、人が生命を維持していく上で欠くことができない栄養素です。
しかし、まだ世間では「カロリーを抑えなくては」「低脂肪の方が体に良い」「油を摂ったら循環器に良くない」といった認識が多いです。そして、脂肪を摂取することをふまえると、動物性たんぱく質もしっかり摂るのが望ましいのです。しかし、介護施設や病院では、牛肉より鶏肉、青魚より白身魚を提供しているのが現状なのだそうです。
私は20数年前に大学病院の給食業務をしていました。当時はなんの疑いもなく、そういうものなのだと調理をしていましたが「いまだに全く変わらないのか」と残念に思ってしまいました。
市の食事改善委員会でも「スキムミルクは低脂肪でカルシウムが摂れます」と、料理に、やたらと使っていました。それも、どうかと思ってしまいます。
不妊症に関しては特に触れらませんでしたが、体を維持していくことを考慮すると、やはり油は必要な栄養素だと思います。クリニックでの栄養相談をしていると、まだまだ誤解をしている患者さまは多いです。うまく説明できるよう努めていきたいです。
今回のセミナーは、日清オイリオの協賛でした。日清オイリオさま、足立香代子先生、ありがとうございました。
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